今回のお客様は、2030年に向けたスローガン「WE ARE GREEN」を掲げて事業展開されている東急不動産ホールディングス/東急不動産株式会社です。同社は、国内でいち早く事業所や保有施設再生エネルギー化を行う「RE100」を実現するなど、環境先進企業としても知られています。また、オフィスを起点とした、新しいサービスの形として「GREEN WORK STYLE」を提案しています。その中で、会社を育てる4つのテーマの一つとして、新しいオフィスの在り方を提案しています。今回ご紹介するのは、その取り組みの一環である「GREEN ACTION」。オフィスに緑の力を取り入れて、働く人の快適性を高める働きかけです。SDG’sを背景に、環境や働く人に配慮した高付加価値のオフィスビルが注目される近年、東急不動産さんが取り組むユニークなアクションを取材しました。
―東急不動産さんのオフィスビルに関する取り組み、春木さんの部署の取り組みについて教えてください。
春木さん:コロナ以降、東急不動産でも“当社ならではの付加価値”を模索する中、今まで以上に『入居するだけで得られる価値』を重要視していくようになりました。例えば、当社では国内事業所の電力を100%再生可能エネルギーに切り替える「RE100」を国内事業者ではじめて実現しており、テナント様は当社物件に入居するだけで「再エネ100%のオフィスを使用している」という姿勢を打ち出すことができる。独自の環境配慮まで手が回らないという企業さんもいるので、そうしたニーズに寄りそう形で、テナント様に価値を提供していきたいと思っています。
働く環境に関しては、「GREEN WORK STYLE」というスローガンを設け、「働きやすい会社へ」「健康的な会社へ」「地球にやさしい会社へ」「もっと楽しい会社へ」という四つの柱に沿ったオフィスづくりの提案をしています。
私の部署は、「GREEN WORK STYLE」をベースに、オフィスビルの付加価値を高める提案を形にしていく仕事。特にフォーカスしているのは、環境配慮ですね。環境先進企業として発信ができるようなオフィスビルをテナント様に向けて提供しています。