お役立ち情報・サステナビリティ
サステナブルな新・移転スタイル
2024.04.03
「つながるオフィス」でご紹介している“居抜き”オフィス物件。 退去される企業が使用していた内装や設備をそのまま引き継いで入居できるため、無駄の少ない移転スタイルとして、いま注目を集めています。 具体的にどのような無駄がどのくらい削減されるのでしょうか。フロンティアコンサルティングがこれまで手掛けた移転実績をベースに、詳しくご紹介していきます。
企業にやさしい居抜き移転
居抜き物件を利用したオフィス移転の場合、まず“経費の削減”が可能になります。
一般的なオフィス移転の場合、エントランスや会議室をつくるための壁立て工事等の内装工事や、デスクやチェアといった什器の購入などに100坪当たり3,200万円程度かかるとされます。
居抜きオフィスを利用した移転であれば、これを600万円程度にまで削減可能。約1/5の経費削減が実現します。
また、居抜き物件を利用すると、“タイムロスの大幅削減”も見込めます。
一般的なオフィス移転では、打ち合わせ開始から移転完了までにおよそ5か月もの期間を要します。
その内訳は、基本設計に1か月、実施設計・見積調達に2か月、工事準備期間に0.5か月と、着工前の準備期間だけで、3.5か月。そこから実際の工事期間として、さらに1.5か月がかかります。
これが居抜き物件へのオフィス移転では、トータルで1.5か月に短縮可能になります。
移転準備開始から、最短で1か月強でのスピード移転も叶うとなれば、移転によるビジネスへの影響を最小限に抑えられます。
さらに、担当者が移転業務に長期間拘束されることもなくなり、人的リソースの有効活用にもつながります。
地球にやさしい居抜き移転
一般的なオフィス移転では、デスクやチェア、パーテーションやロッカー、カーペット、プリンターやPCといった不用品の多くが産業廃棄物として処分対象になります。
70坪程度のオフィスが完全に原状回復を行う場合、前述の不用品に加えて、テナントの間仕切内装解体材や原状回復時の仕上げ工事で発生する残材まで含めると、2トントラック4台分もの産業廃棄物が出ます。
一方、同じ条件で居抜き物件を利用した場合、廃棄物が約78%も削減可能になります。2トントラック4台分だった廃棄物を、1台分にまで減らせる計算になります。
現存資源を有効利用に回せる居抜き移転。それ以外にも、運搬車両を減らすことで移動の際に排出されるCO2の排出削減にも貢献できるメリットがあります。
あらたな取り組みへの第一歩
企業と地球に対して、うれしい効果が期待できる居抜き物件。
圧縮した経費や時間、人的コストを有効に使うことで、これまで移転に消費されていた経費や時間、人的コストがあらたなモノやコトを生み出し、持続可能な社会への一歩につながっていくかもしれません。
SDG’sや働き方改革といった流れを背景に、オフィス内装の現場では、「〈理想的な働き方〉を踏まえて内装を検討したい」という要望が聞かれるようになりました。
実際に居抜き物件に一部内装工事を行い、より自社の働き方や使い方にあったオフィスへ昇華させる企業も増えています。
例えば、機能性に富んだ会議室やテレカンブース、部署を超えたコミュニケーションがとれるキッチンスペース、自社らしさを打ち出した来客スペースなど、社長や社員みずからが考案し、手を加えるケースも見られます。
それでも、ゼロから内装工事を行うよりは“経費”も“時間”も削減できます。既存の内装をうまく利用し、〈理想的な働き方〉を実現させていくのもおすすめです。
「つながるオフィス」を運営しているフロンティアコンサルティングは、オフィス仲介だけでなく、PM・CM、デザイン、設計施工、運用支援までオフィスの構築に幅広く携わってきました。
お客様の求めるオフィスとその先に新たな価値をつくるための働き方を一緒に考えていきます。
これまでに蓄積してきた知見をもって、「働く人と働く場所の未来をつくる」、そのためのアイデアや施策をご提示します。
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