オフィス移転事例
JIA証券株式会社/ 社長の指揮で絶景ビルにこだわり移転!“ベストな状態でお客様に対応できるオフィス”を目指して
2025.12.25








今回移転インタビューにご協力いただくのは、2025年8月に中央区新川の茅場町タワーに移転されたJIA証券さんです。 同社・代表取締役社長の佐藤歩さんみずから、取材にご協力いただきました。佐藤社長は、近年では松井証券、マネックス証券といった業界大手で役員を歴任された、証券業界一筋のプロフェッショナルでいらっしゃいます。今回の移転では、佐藤社長ご自身が指揮をとり、社員がより快適に執務できるオフィスを追求されたのだそう。その経緯や背景、具体的な取り組みなどについて、詳しく教えていただきました。 インタビュアーは、本移転仲介を担当した弊社フロンティアコンサルティングの岡村遼汰。お邪魔した上質感あふれる会議室、通称「特別応接室」の大きな窓の向こうには、くっきりと晴れた青空と、陽光を受けてきらきらと輝く隅田川の水面が広がっていました。そんな素敵な環境の中で、インタビューをさせていただきました。
JIA証券さんって、どんな会社?
<お客様の会社情報>
会社 :JIA証券株式会社
事業内容 :金融商品取引業(第一種金融商品取引業及び第二種金融商品取引業)
企業HP : https://www.jia-sec.co.jp/
設立 :1944年4月
従業員数 :62人
(岡村)移転の詳細を伺う前に、JIA証券さんの業務内容や社風、オフィスの使い方などについて教えていただけますか?
(佐藤社長)JIA証券は、個人や法人向けに、金融商品の販売や運営、各種アドバイザリーサービスを提供している会社です。1944年から続いた証券会社を吸収して、2021年9月に現会社として新体制で再スタートしています。元からいらした古参の方もいますが、私を含め他社から異動してきた業界のベテランが多い会社ですね。
社風は、和気あいあいとしている雰囲気だと思います。証券会社というと、硬そうなイメージを持たれがちですよね。もちろんお客様の大事なお金を扱うお仕事ですから、緊張感を持って信用にお応えするというスタンスは当然なんですが、オフィス内においては肩ひじ張らずに過ごせる職場環境を日々心掛けています。
例えば3ヶ月ごとに社員面談を行ったり、意見目安箱を設置したり、元気のない社員がいたらランチに誘ったり、社員の働きやすさやメンタル面は特に意識しています。
勤務スタイルは全員出社するかたちですが、証券会社的には珍しく“定時で帰れる証券会社”としてワークライフバランスもしっかり重視しています。
目安箱に、「社長の距離感が近すぎる」と私へのクレームが入ることもあるなど(笑)、社員・役員問わず割とフランクで風通しのいい社風だと思います。新体制になり、みんなで新しく作り上げてきた会社なので、旧弊に捕らわれず、いいものを積極的に取り入れる身軽さがあるのかもしれませんね。
ベテラン社員がぎっしり状態からの脱出!
(岡村)では改めて、移転された背景や経緯、どういった希望や条件で物件選定されたのか教えていただけますか?
(佐藤社長)ありがたいことに、業績好調で人員増加が進み、前オフィスがかなり手狭になったことが移転のきっかけです。前オフィスはやはり茅場町近辺にあり、広さ120坪程度だったのですが、社員が増え、ベテラン社員が身を寄せ合って座っていました。特に、営業は電話での顧客対応がメイン。隣席との距離が近すぎて、このままでは業務に支障が出てしまいかねないということで、昨年末から移転先を探し始めました。
「居抜きがいい」という私の要望を受けて、担当者がこの『つながるオフィス』サイトにアクセスをした流れですね。結局、こちらのビルが気に入ってしまい、居抜きではなくなりましたが。
物件の条件に関しては、まず対顧客で押さえたいポイントとして、当社のお客様は生活水準の高い方が多いので、信頼感のある物件であること。次に対社員としては、“気持ちよく働ける職場環境”という側面から、十分にゆとりのある執務空間、そして清潔感や設備の充実といった点を重視しました。
エリアは、やはり証券業界の中心である兜町近辺ということで、前オフィス同様、茅場町エリアで探してもらいました。
「このビルしかない!」という強い思いとは?
(岡村)こちらの茅場町タワーに決められた、その決め手はどこでしたか?
(佐藤社長)もう直観ですね、「ここだ!」と強く感じました。一目ぼれです。
まず、この茅場町タワーは、古さを感じさせない作りになっていますよね。エントランスやエレベーター、トイレなどもきれいで快適だし、天井も高くて抜け感がある。
そして何より、この眺望が素晴らしい。執務室や会議室から隅田川の水面がきれいに見えるし、永代橋や佃方面の景色まで二方向を遠くまで見渡せる。都心のオフィスビルとは思えないぜいたくな解放感に心をつかまれました。


左写真:JIA証券株式会社 代表取締役社長 佐藤さん、右写真:会議室からの眺望
個人的な話になりますが、このビルが私にとって思い入れの深いビルである点も、大きな理由のひとつなんです。実は、こちらの茅場町タワーは、元・山一證券の本社があったビルなんですね。
バブル崩壊後、かつて日本の四大証券会社の一角を担っていた山一證券が経営破綻したニュースは、我々にとって本当に衝撃的な出来事でした。その会社の元・本社ビルということで、「縁起が良くないのでは」などの声もありましたが、私にとって山一証券とは、「人の山一」と言われるほど優秀な人材が集まっていた素晴らしい会社。
私の中に、人材に優れたかつての会社にあやかり、うちも「人のJIA」と言われるような会社にしていきたいという強い気持ちがあり、それも決める際の大きな後押しになりました。
限られた予算&スケジュールでこだわった点とは?
(岡村)はじめは居抜き物件をご希望でしたが、通常物件に移転となりました。内装で大変だった点や、こだわった点、スケジュール調整で苦労されたことがあれば教えてください。
(佐藤社長)当初は、デザイン面や時短効果、経費節減効果の意味で居抜きや内装付き物件を探していたんですが、こちらのビルに決めてしまったので、予算もスケジュールもかなりタイトになりました。
一番こだわった点は、「営業のデスクをフリーアドレスにしたい」というオーダーですね。理由としては、営業は電話での顧客対応が中心になるので、隣に座る社員同士の相性は重要です。社員それぞれが快適な環境でベストなパフォーマンスをするためには、自由に移動できるフリーアドレスが必須事項と考えていました。
限られた予算とスケジュールの中なのに、「ロンドンの金融機関っぽい雰囲気にしてほしい」とか「エントランスと会議室は質のいいもので揃えたい」など私の要望もあれこれ詰め込んだので、岡村さんは大変だったかもしれません(笑)。おかげ様で十二分に満足できるオフィスになりました。
驚くほど文句が少ない新オフィス
(岡村)ご満足いただけて嬉しいです。ご移転後の社員皆様の反応はいかがですか?目安箱に、文句などは入っていませんでしたか?(笑)
(佐藤社長)このオフィスに移転してから社内アンケートを取ったんですが、驚くほどネガティブな意見がないんです。唯一あったのが、「駅から遠い」というもの。駅徒歩8分なので、ちょっと遠いと感じる人がいるのは仕方ありませんね。
元・山一證券ビルという要素も、かなりポジティブに受け入れられています。特に、「お客様に、改めて新オフィスの場所を説明する必要がない!」という部分で喜ばれています。元・山一証券ビルということで、このビルは言ってみれば“業界内で一番有名なビル”ですからね。
ほかにも「あのビルに移転したんだって?」「今から見に行っていい?」など、かえって話題にしていただいたり面白がって来社いただくことも多く、ここに移転して本当によかったとしみじみ思っています。
今気が付きましたが、移転以降、目安箱への投稿が来ていないですね。移転後は人間関係含めネガティブな投書がぱったりなくなった気がします。ゆとりのある快適な空間とこの美しい景観が、人間関係にもいい影響を及ぼしているのかもしれませんね。


左写真:会議室、右写真:特別な時に利用する「特別応接室」
―佐藤社長、貴重なお話しをありがとうございました。“社員にとって働きやすいオフィス”に向けた今回のご移転、いい結果に結びついたご様子で嬉しいです。
ひとつひとつの質問に、とても丁寧にご対応いただき、社員の方に対しても垣間見える“人間重視”の姿勢を拝見させていただいた気がします。移転に関するお話しに絡めて、証券業界全般にまつわるさまざまなエピソードもお話しいただいたのですが、ここですべてご紹介できないのが残念です。
JIA証券さんでは業績好調が続いているとのこと、先々増員に伴うご移転・増床ニーズがありましたら、またお声がけいただけると幸いです。
本日は、お忙しい中ありがとうございました。
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